花粉症は即時型アレルギーに分類され、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどが即座に現れることが一般的です。しかし、遅延アレルギーはその名の通り、時間をかけて症状が表れ、頭痛や疲労感、ぼーっと感などが現れることがあります。
ぼーっと感の正体
花粉+遅延アレルギーの影響
花粉と遅延アレルギーが同時に発生する場合、免疫系が過敏に反応し、体内で炎症が起こりやすくなります。
黄砂や花粉の「外的環境要因➕トリガー食材」のダブルパンチで体の中で大火事状態になる、これが、ぼーっと感や集中力の低下にもつながります。
私の息子は、学校でボォーとしてました。特に、花粉の季節なんて、ボォーっとどころじゃない状態に。ほぼ1日中が上の空だったと思います。
下の子は、ボォーとはしていませんが、肌がガサガサっとサメ肌な感じと、当時5歳でしたが、毎晩の夜泣きが続いていました。
そこで、生活に支障が出ている息子のために、ナチュロパスかなえさんのカウンセリングを受けさせてもらうことにしました。
その時に、初めて「ブレインフォグ」という言葉を耳にしました。そして、まさか!親子そろってリーキーガットだったのです。
親がリーキーガットだと、子どももリーキーガットになる傾向があります。これは、親子間で遺伝、生活習慣、環境が共有されるため、ある意味で腸の状態がミラーリングされるようなものです。
「こりぁ、いかん!」と思い立ち、勇気を出してグルテンフリー、ガゼインフリーの生活を決意。
リーキーガットとは
リーキーガットは、聞いたことがある人も多いと思います。
通常だと、食べた物が胃や腸で消化のプロセスをたどり、とても小さな分子となっていきます。そして、分子にまで小さく、小さ〜〜〜〜くなった食べ物が腸の壁(腸上皮細胞)を通過し、体に吸収されていきます。
ですが、
リーキーガットとは、腸の壁がちょっとボロボロになって、腸の細胞と細胞の間に、隙間ができることを指します。
本来、通るべきでない大きめな物質(未消化物・有害物質・微生物やアレルゲン)も、血液中に漏れ出してしまいます。
結果、有害な物質が体内に漏れ込み、免疫系が異物に反応し、炎症が引き起こされることがあります。これが続くと、体調不良の原因になります。
健康な食事やストレス管理が大切で、改善すれば体の調子も良くなります。簡単に言うと、腸の防御壁が崩れてしまうことで体が乱れる問題なんですね。
よくある原因としては
・炎症性の高い食べ物
・お酒のの飲み過ぎ
・過度な運動
・長期間の強いストレス
・腸内細菌の乱れ(カンジダなども)
これらの要因は個々の状況によって異なり、一つの原因だけでなく、複数の要因が組み合わさってリーキーガットが発生することもあります。
私の場合は、育児の疲れとリーキーガットがトリガーとなり副腎疲労になったと推測します。リーキーガットの症状は多岐に渡りますが、副腎疲労の方は、腸ケアは必須ですね。
しかし、問題は
・どうやって子供にグルテンフリー生活を納得してもらうか?
・小学校や、保育園にどうやって遅延型アレルギーの理解をしてもらう?
ここが一番大きな問題でした。他にも、外食、学童や保育園でのおやつの時間などの問題。
避けては通れない…
子供たちは我慢を覚えます。時には涙したことも少なくありません。当初は、子供達に対して「申し訳ない」気持ちで苦しくもありましたが、必ずいい方向に向かう!と信じるしかありませんでした。
数ヶ月後…
段々と、私も子供たちも少しづつ気持ちに変化が見えはじめます。なぜなら、息子のボーッとした感じが抜けてきました。
一番驚いたのは、下の子の夜泣きが格段に減り、肌もサラったした質感になりました。そして、子供たちは自発的におやつも小麦を避け出します。
私もシャンプーの時の抜け毛や、倦怠感、ドライアイ、肩の痛みなどの不定愁訴が徐々になくなっていき、ウエスト−7㎝のオマケ付きまで。もちろん、他にも食事改善、かなえさん処方のサプリメントの服用、生活スタイルの見直しなどのアプローチもしました。
今までの不定愁訴、グルテンも大きな原因だったと痛感しました。お腹を整え、ストレスフリーな毎日を。
コメント
“さまざまな不調、それリーキーガットかも!” への1件のコメント
[…] 遅延型のIgG抗体は、腸内環境を整えて、リーキーガットを治癒することで、トリガーだった食材をまた食べることができます。治療期間は個人差が大きく、目安は3〜6ヶ月だそうですが、私は1年くらいかかりました。現在は、小麦を食べても問題ありませんが、やはり食べすぎないようコントロールは必要です。 […]