細胞の中からデトックス

アーユルヴェーダの視点から見た消化の重要性

まず、元気になるために押さえておきたいこと!

結論からお伝えしますと、ズバリ「消化力」だと思っています。

わたくし、以前はこの消化力のせいで本当に苦しんでいました。
ストレスもアリでしたが、私の場合ピロリ菌が主な原因…

田舎のおばあちゃんの家の台所には、水道蛇口とは別に、井戸水の蛇口があって、子供の頃、なぜかちょいちょい、その井戸水をアルプス山脈の湧き水感覚で飲んでた記憶があります。

きゃ〜!怖いですよね〜思い込みって。

冷たくって、キンキンに冷えてた、ピロリ菌たっぷりの井戸水!
暑い日に、美味しく感じてたんでしょうね。大人になって、仕事のストレスを抱えるようになると、そのピロリ菌が悪さをするようになります。


まぁ〜この胃痛によく悩まされていました。



この消化力低下の原因はさまざまですが、ピロリ菌以外にも大きな原因として、やはり現代人はストレスも多いんじゃないでしょうか?

ピロリ菌は、自覚症状がなくても感染している場合もあり、1度も検査をした事がない方は、検診の際に1度ピロリ菌チェックはオススメです。1度しておくと、毎年する必要はないですよ。

では、なぜこの消化力が非常に大切か…
今回は、アーユルヴェーダの視点から少し掘り下げていきましょう。

「アーユルヴェーダの視点で見た、食べ物と消化の舞台裏」



アーユルヴェーダでは、消化する力のことを火に見立て「アグニ」と言います。そのアグニには13種類あり、中でも最も重要なのが「ジャータラアグニ」。これは胃と十二指腸にあり、食べたものを細かく消化して栄養を吸収します。

他にも肝臓に5種類ある「ブータアグニ」と、血液や筋肉、骨、脂肪など7つの組織にある「ダートゥアグニ」があります。

これらのアグニは、3つのドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)と相関していて、お互いバランスをとることが非常に大切になります。

つまり、ドーシャとアグニ(消化力)は影響し合い、ドーシャのバランスが乱れると消化プロセスの崩れがおき、その結果、未消化物が増え、それが体内で溜まる毒素「アーマ」となります。このアーマが蓄積されると、体の経路をつまらせたりし、病気のリスクが高まると考えられています。

消化のエネルギー、アグニが直接関わることは非常に広範囲で、


アグニの機能低下が全ての病気の根源でもある

とアーユルヴェーダは言っています。




アーユルヴェーダでは、オージャスは生命力やエネルギーの源として、身体や心の健康をサポートし、免疫の機能を強くする重要なのもので、ダートゥアグニの過程でつくられるエッセンスです。


まとめ

  • 消化の力を「アグニ」と言う
  • アグニとドーシャは共に影響しあっている
  • 消化が上手くいかないと、「アーマ」が体内に蓄積し病気となる
  • 消化がスムーズで健康な状態だと生命の源「オージャス」がつくられる
  • ピロリ菌チェックも忘れずに!