ミトコンドリアは、
体のエネルギー工場です。
私たちが食べた食べ物
(炭水化物、脂肪、たんぱく質)を、
エネルギーに
変えるのが
ミトコンドリア。
このミトコンドリアが
うまく働かないと
元気が出なくなり
何をするにも
非常に億劫に
なってきます。
ミトコンドリア内で
エネルギーを
作る過程をサポートし、
効率よくエネルギーが
作られるように
助けてくれる
栄養素の1つが
コエンザイムQ10です。
コエンザイムQ10の二つの顔
酸化型と還元型
CoQ10の
「酸化型」と「還元型」
どう違うのでしょうか?
◇酸化型CoQ10(ユビキノン)
酸化型CoQ10は、
一般的に
「ユビキノン」
と呼ばれています。
ミトコンドリアは、
私たちの元気の源
ATP(アデノシン三リン酸)
と言うエネルギーを
生み出します。
そのエネルギーを
生み出す過程では、
電子が必要になります。
ユビキノン(酸化型)は、
その「電子」を
運搬、
伝達し、
エネルギー作りに
貢献しています。
✳︎酸化型CoQ10の特徴
- エネルギーづくりに必要な電子の運び屋さん
- 安定性が高く、通常のサプリメントではこの形態で提供
- 体内で「酸化型CoQ10 → 還元型CoQ10」に変換されてから機能するので
効果が現れるまでに少し時間がかかる場合がある
◇還元型CoQ10(ユビキノール)
還元型CoQ10は
「ユビキノール」として知られています。
ユビキノール(還元型)は、
ユビキノン(酸化型)から電子を受け取って
「ユビキノン→ユビキノール」に変換します。
この変換したユビキノールは、
強力な抗酸化作用を持っており
体の細胞を守る働きをしています。
これにより、
「老化や体のダメージを防ぎ」
健康をサポートしてくれます。
また、ユビキノールは体の中で
・ユビキノン
↓
・ユビキノール
↓
・また再びユビキノンに戻り
↓
・再度エネルギーづくりに貢献
なんと!
リサイクル型の抗酸化物質
という優れものです。
✳︎還元型CoQ10の特徴
- 酸化しやすく不安定(冷蔵庫で保存が好ましい)
- すでに活性化された状態なので、
吸収率が高く比較的早く効果が感じやすい
(※個人差ありです) - 酸化型よりも製造過程が複雑なため、やや高価
- 体内で酸化型に戻り、再びエネルギー作りに役立つ
リサイクル型の抗酸化物質
どっちを選べばいい?
還元型CoQ10は、
体内ですぐに利用できる
「活性化された形態」であり、
酸化型CoQ10よりも
吸収されやすく
効果が出やすい
傾向にあります。
ただ、やや高価で酸化しやすく
不安定な面もあります。
健康な若い人は、
酸化型を摂取しても
体内で還元型に変換できるため
どちらも同じように使えます。
(そもそも、若い人は
CoQ10必要ない場合が多いかも)
しかし、
年齢を重ねると
体が酸化型を還元型に変える力が
弱まることがあります。
そのため、
40代以降の方や、
特に抗酸化作用を期待する方には
還元型のサプリメントを
選ぶことをオススメしています。